この話を書く日が来るとは...。
西八っ子たちはほぼ知ってるみたいだからね。。
そう。
僕はYouTuberだった。
いや、収益化はしてないからYouTuberではないか。
あれはコロナが始まった2020年の春。
あるニュースの記事を読んだんだ。
親の給料が減って塾に通いたくても通えない子が急増しているって。
僕は大学生の頃、
ボランティアサークルに所属していて、
児童養護施設で子供たちとよく遊んでいた。
バーベキューしたり運動したり勉強を教えたり。
みんな一生懸命だった。
みんな綺麗な目をしていた。
そのニュースの記事を読んだ時、
一気に記憶がよみがえってきたんだよね。
みんなの笑顔が。
みんなの目が。
居ても立っても居られなくなって、
すぐに電気屋さんで一眼レフのカメラと三脚を買った。
そして、次の日から仕事の後に撮影を始めたんだ。
世界中にいる中学3年生に向けた授業動画を。
最初の動画は2020年6月24日。
その日から1年間。
毎日。
投稿を続けた。
動画作りの経験なんてなかったから手探りでね。
15分の動画でも準備や編集、サムネ作りで2時間くらいかかった。笑
でも、1年間、毎日続けたんだよね。
(Twitterも毎日更新してさ。)
その後、西八王子教室を立ち上げて責任者になって...。
結局最後まで聞けなかったな。
勇気がなくて。。
...僕は役に立てただろうか。
世界中で頑張って生きていた子供たちの役に。
僕のチャンネルは
楽しかったかな?
数学が好きになったかな?
少しでも...
少しでもみんなの人生を照らす月明かりになれていたら。
嬉しいな。

