こんにちは!
西八王子教室の平岡です(^^)
ここ1年ほど、
全国の難関高校についてあれこれ調べまわっています。
もはや『趣味』と言ってもいいかもしれません。
その高校の校風や入試問題の研究から始まり、
大学実績だとか歴史だとか創立者だとか...。
意外な人物が関わっていたり、
(数十年前は)意外な場所にあったりと飽きることがありません。
そんな中、
今年で創立100周年を迎える『神奈川県立 湘南高校』の元校長先生(稲垣一郎先生)のお話を伺う機会がありましたので、ここで簡単にご紹介させていただこうと思います。
テーマは【子どもとの接し方】です。
(保護者の皆様のお役に立てれば幸いです)
まず、
湘南高校(神奈川県立高校の中では翠嵐高校に次ぐ偏差値73前後の最難関校)は公立高校ですから、
ほぼ毎年教師の異動がありますと。
稲垣先生は校長先生という立場から新たに着任される先生の指導もされていたわけですが、
その際必ず伝えていたことがあったようです。
それは、
「他の学校でやってきたことは、ここでは全く通用しない」ということ。
それから、
子どもたちの指導について、
「『いかに手を出さないか』これが全てだ」と。
「口を出すな」
「手を出すな」
「ベクトルの向きやルーティンがおかしくなったときだけそっと手を差し伸べよ」
そして、
と、おっしゃっていました。
実際、
稲垣先生は熱くも優しい先生なので、
もっと穏やかな口調でしたが、
私がまだ興奮しているので少し強めに書いています。
これって、
本当に本当にその通りで...。
西八王子教室の保護者様にはおわかりいただけると思いますが、
先日お送りしましたアンケートにも。ね?
『いかに手を出さないか』
この一言に尽きます。
『(余計な)口を出すな』
『手を出すな』
でも、
『目だけは絶対に切るな』
です。
つまるところ、
子どもたちに自学力を身に付けさせろと。
自分で考え、
自分で動き、
自分で壁を乗り越え、
また新たな壁を自分で見つけて進む。
それがどれだけ楽しいことか。
いろんな経験をさせて、
いろんな失敗をさせて、
いろんな景色を見せて、
そして、
そこから自分で気付き学ばせろと。
私たち大人は、
子どもたちからチャンスを奪ってはいけない。
凝り固まった価値観や狭い視野を植えつけてはいけない。
幼かった頃の
「あれなに?」「なんで?なんで?」
の気持ちを忘れさせてはいけない。
これらは、
大人の責務だとすら思います。
そして、
その環境を用意し見守ることを、
『趣味』として楽しめたら最高に素敵だなぁと思います。
(簡単ではないですけどね...笑)
本日も西八王子教室にお越しいただき、誠にありがとうございます。
さらに稲垣先生から「校長としてやり残したことは何もない」とのお言葉。
かっこよすぎ...
自分もこの言葉を毎年言えるように全力全開で!!